今年研修に参加したのは、中村有紀さん、米桝宏さん、井上洋平さ
ん、大栗祐香さん、樋口佐恵子さん、熊添香織さんの6人。
中村さん(広島国際大学薬学科3年)は、「将来、保健衛生施設での勤
務を希望しているので、食品の衛生管理など日米の違いを勉強できれば」
と抱負を述べ、少しでも多くのことを吸収したいと意欲的に話した。
昨年同事業に参加した先輩から「アメリカの高齢者は毎日を生き生きと
生活し、エネルギーが違う」と教わったことを機に、敬老引退者ホームで
のボランティアに興味がわいたと話す米桝さん(東京学芸大学教育学部人
間福祉課程3年)は、「ボランティア活動を通じ、日系の歴史などを学び
たい」と話した。
終戦60周年の記事で日系人の歴史を勉強したという井上さん(福岡大
学商学部貿易学科3年)は、「戦後の日系人の開拓精神に感動したので、
自分もこの3週間で新しいものを発見し、開拓していきたい」と述べた。
理学療法士を目指す大栗さん(目白大学保険医療学部理学療法学科2
年)は、「引っ込み思案な部分があるので、意識して意思表示をしていき
たい」。また、医療を勉強していることから、「医療が進んだアメリカで
福祉について学び、今後に生かしていきたい」と抱負を述べた。
海外初体験の樋口さん(大阪成蹊大学芸術学部美術工芸学科3年)は、
「新しい場所で自分を見つめ直すいい機会」といい、「写真に収められな
いような瞬間を毎日絵に残し、心に残ったコメントをつけていきたい」と
、美大生ならではの抱負を述べた。
大学でホルンを専攻する熊添さん(エリザベート音楽大学演奏学科三
年)は、ホルンの先生がアメリカ人であることから初めて海外に興味を持
ち、同研修に参加。この3週間は「今できることをとにかく精一杯やり抜
くこと」と意欲的に話した。
到着会見に出席した日商の若尾龍彦会頭は、自身も小学校1年で父親を
亡くし、母親に育てられた経験を話し、「目的意識を持つのと持たないの
では結果に違いが出る」とアドバイス。「外から自国を見ることで新しい
発見があるのと同時に、皆さんの行動1つ1つは日本代表として残るの
で、意識を持って行動を」と温かいエールを送った。また、今年の受け入
れ責任者で、ホストファミリーでもある半田俊夫さんは、「自己管理をし
っかりと、常に新しいものを吸収するという気持ちを持って3週間を有意
義に過ごしてほしい」と研修生を励ました。
6人は今後、3週間にわたり日系商工会議所や敬老引退者ホーム、日系
諸団体の協力の下、引退者ホームでのボランティア、フィールドトリップ
、一般家庭でのホームステイなどを経験し、25日に帰国する。
(中村、写真も)
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