羅府新報紙上に昨年8月から今年3月まで6回にわたり「ガーデナー風
雲録」として掲載された日本語記事を1冊にまとめ、英文の翻訳をつけた
もの。執筆したのは羅府新報の川柳欄選者の関三脚さん。関さんは「青芝
川柳」とも呼ばれるガーデナーの詠んだ川柳に感動。その歴史や当時の社
会背景に興味を持ち、川柳を詠んだ人々13人を尋ね歩くなどして取材、
記事にした。新聞に掲載後間もなく、ガーデナーやその家族から「ぜひ本
にしてほしい」と、関さんの元に小切手が寄せられたことから、庭園業連
盟に相談、支援を願い出て出版が実現した。
関さんによると、日系ガーデナーの最盛期は1960年代で、川柳を詠
んだガーデナーの多くが高齢となり、中には病室のベッドで羅府新報の記
事掲載を心待ちにして亡くなった人もいた。その家族から「父が最期まで
一生懸命読んでいた新聞には何があったのか」と聞かれたことから、「子
孫にもガーデナーが残した川柳を伝えたい」と、今月17日から始まった
全米日系人博物館の「ガーデナー展」開催に合わせ、英文の翻訳を加え、
出版した。
収録されているのは過去1世紀の間にガーデナーが詠んだ210句で、
時代ごとにまとめ、川柳を切り口に、日系ガーデナーが歩んだ歴史背景を
簡潔に説明している。「戦後編」では、個人契約の請負業である日系ガー
デナーに対し米国労働総同盟(ユニオン)が加入を迫った話、英語試験に
よるライセンス制度導入の「マロニー法案」を廃案に追い込んだ話など、
さまざまな逆境に団結して闘ったエピソードも盛り込まれている。1冊8
ドル。
問い合わせは南加日系庭園業連盟まで、電話213・628・159
5。またはEメール—
hiroi@scgf.org
(大西)
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