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在ロサンゼルス総領事館の新日系担当領事
古沢洋志さん
2007年3月10日

 外交官として、ある意味では異例な道を歩んできた。



1952年、福岡県大牟田市
出身。新潟の敬和学園からコ
ロンビア大学へ進み、言語学
で修士号取得。84年、外務
省入省。ワシントンの日本大
使館公報文化センター所長か
ら1月にロサンゼルスに着任。
佳代子夫人との間に娘1人。

まず入省。福岡県から新潟のキリスト教関
係の高校に進み、そこからコロンビア大学に
進学。言語学で修士号取得後、ニューヨーク
の日本総領事館で現地採用され、そして本省
採用職員に。いきなりニューヨーク総領事館
の副領事となった。

 5年後日本に戻り、国際報道課、北米第一
課日米航空交渉担当を経て94年、サンフラ
ンシスコ総領事館の公報文化センター所長
に。97年、一等書記官としてマレーシアの
日本大使館へ。2000年に日本に戻った
が、2年後再び在米日本大使館の大使補佐と
してワシントンに赴任。そこから日本に戻ら
ずに続けて米国勤務となり、ロサンゼルスに
着任した。これも異例だ。入省してから24
年になるが、そのうち外国勤務が3分の2の
15、6年という長さも異例。

 

 対米関係については、個人史に根付く思いがある。炭鉱の町に生まれ育
ち、父親も炭鉱の仕事をしていた。事故や閉山にまつわる話は尽きない。
そこから、日本の生命線としてのオイル、そしてそれを守る米国の存在が
大きくものの見方に影響してきた。「飛躍するかもしれないが、そうした
意味でも米国との友好関係は実に貴重」

 日系社会との付き合いも古い。サンフランシスコ総領事館勤務の時以来
だが、最初は「苦難な歴史を歩んだ人たちということで、ある意味では恐
る恐る接していた部分があったかもしれない」。そうした接触で作ってき
た数多くの関係がいまだに続いており、米有力紙で長年編集者を勤めた初
の日系人ビル・ホソカワ氏もその1人だ。

 前任の日系担当領事、海部優子さんについては「日系社会に愛された」
と評価。それでも「あまりハードルを高くしたくはない」と、無理なくで
きることをしていくつもりだ。

 「外に出なければ外交は始まらない」という信念を胸に秘めながら、
「とにかく、まず1人でも多くの人と会い、1人でも多くの人から話を聞
きたい」。優しいまなざしから、外交の基本に忠実であろうとする熱っぽ
い視線が光った。(長島、写真=永田潤)

 

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