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「米国会津クラブ」
国境越え故郷と結ぶ
日米ペルーにゆかりの人々

2007年6月10日




1993年1月、ホテルニューオータニの新年会で
コーヒーを前に談笑する会員。左端が芦沢さん
(写真=芦沢さん提供)

 幕末の戊辰戦争では旧
幕府派(東軍)として最
後まで抵抗した「白虎
隊」の悲劇はじめ、野口
英世博士、おけいなどの
出身地として知られる福
島県会津若松出身の親睦
会として1975年に発
足した。

発起人はサンディマス在住の芦沢厚志さん。芦沢さんは河沼郡湯川村出身
で、日本では調理師としてレストラン勤務していたが、東京で人気のラー
メン店のフランチャイズ店として1971年、小東京1街にアメリカ初の
ラーメン専門店「札幌や」を開店させた人物だ。同店の経営と同時にスポ
ーツ・プロモーションの会社を興したころ、会津出身者の集まりを作りた
いと、日本にある「会津会」の了解を得て発足させたのが「米国会津クラ
ブ」。ちなみに日本の「会津会」には1000人ほどの会員がおり、松平
藩の子孫らが名誉会員として名を連ね、現在の会長は第10代元プロ野球
組織コミッショナーを3年前に勇退した川島廣守さんが務める。

 ロサンゼルスでは日米文化交流の橋渡し役と会員相互の親睦を目的とし
活動をスタート。発足時には駐在員、主婦、実業家など20人ほどが集ま
った。「なぜか女性が多く、会津娘ばかり」。会えば「どこの出身?」に
始まり、あっという間に打ち解け家族のような雰囲気になった。共同貿易
社長の金井紀年さんと交流を深め、金井さんが会長を務める「パナUS
A」の一員として、ペルーと会津の交流を陰で支える。1998年にはリ
マ郊外にある私立の日系人学校「野口英世学園」(ファナ・ミヤシロ学園
長)の一行の県訪問が実現した。国境を越え会津ゆかりの人々を結びつけ
たいという。

 バブル経済成長期の1990年ごろには40人を数えた会員もその後、
半数が日本に帰国してしまい、現在会員間の交流はもっぱら電話。しかし
芦沢さんは「今年10月に南加福島県人会が百周年を迎えるので、それを
きっかけに結束を強められれば」と話している。問い合わせは芦沢さんま
で、電話909・599・7882。(大西)

 

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