江戸の中期、流祖川上不白が千家流の茶を江戸の武士階級や町人社会に
広く伝えたのを始まりとする江戸千家。以後、脈々と受け継がれて、現在
は10代目名心庵川上宗雪が東京・上野池之端で日本文化を伝承。そのロ
サンゼルス支部が誕生したのが1987年。初代支部長の故大川宗節、2
代目前田宗栄と続き、現在の西村支部長ほか新井宗京、佐藤宗陽、マーセ
リオ宗和の五社中、準教授者11人など会員数は45人。
支部発足後は毎年、家元による招請研究会を持つ。相伝物各種、小習い
13カ条、七事式、茶会の仕度、茶の湯実践など課題ごとに作法の形、手
順、目的、意味などの再確認をおこない、現代生活とつながりを持たせて
いく勉強も怠らない。
真剣さのなかにも、和やかで明るく、楽しい空気が伝わる稽古風景。大
学生など若いメンバーが増えているのも心強い。ロサンゼルス支部の活動
は日系社会はもとより、オスカー賞関係での茶会、「ラスト・サムライ」
映画祭の茶会に招かれるなど、茶の湯の心は着実な広がりをみせている。
問い合わせは西村支部長まで。電話323・660・8367。
(石原) |