大和楽は、江戸音楽の流れをくみ、大正デモクラシー以降の西洋への理
解の高まりと、やがて戦争へと発展する国粋主義の時代を背景に、昭和の
初期に誕生。創設者は大倉喜七郎男爵。当初は「聴くための曲」が多く作
られ、その後、舞踊界に浸透。三味線の名手である現在の家元が大和学の
立三味線として招かれて大和楽の陣容が整い、87年に大和久満さんが2
代目家元に就任して以来、レコードやカセット、CDが発売され、全国的
に大和学が広がった。
世話役の佐藤松豊さんによると、大和楽の魅力は、何と言ってもその優
雅さにある。佐藤さん自身は長年、民謡の指導にあたっているが、「民謡
が生活の中から出た音楽とすれば、大和楽は夢の世界に人々を招き入れる
音楽」と説明する。合唱・合奏が基本で、流派がないのも特徴。
会費1カ月30ドル。活動としては、家元からテープを送ってもらい、
それを基にそれぞれ練習。月に1度、集まって稽古する。3カ月に一度、
日本から大和久満さん、ないしはその高弟を迎え稽古(別料金)。詳細は
佐藤松豊さんまで、電話310・800・0334。(長島) |