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「国総流詩吟会」
音楽的に詩吟楽しむ
レコーディングを企画

2007年7月14日




稽古に励む会員ら。手前右端が世木さん

 2004年8月に発足
した若い「国総流詩吟
会」。会員は45人で、
総師範の世木錦光さんが
奉仕で指導する。小東京
にあるビルの一室を稽古
場に、月から木曜日の昼
と夜に分けて各2時間行
われる。世木さんはボイ
ルハイツの敬老引退者ホ
ームでもクラスを持ち、
週に計8回教え熱心に弟
子を育てている。

 国総流が他の流派と大きく異なる点は、テープ演奏ではなく稽古でもコ
ンピュータによる伴奏を付けること。気の合った仲間と、音楽的に趣味の
詩吟を楽しんでいる。音響機器に詳しい世木さんは、個人の声量に合わせ
右手で伴奏のキーを操作し、左手を指揮棒を振るように動かし、「息き吸
って」「細く」「太く」「切る」などと抑揚を付けさせる。「漢詩の言葉
の持つ意味が重要」(世木さん)と、明るい詩は「力強く」、悲しい詩は
「抑える」ように心掛ける。

 稽古では最初の30分間の発声法で整えてから、課題の幾つかの詩を高
らかに合吟。調子が出たところで、順々に各自好みの詩を吟じ、最後は和
歌を含んだ8行以上の長い律詩。「おけいの墓」などの構成吟も取り入
れ、徐々に難度の高い詩に挑戦する。

 みんな向上心を持ち、敬老との合同で春と秋の年2回開かれる温習会
(今秋は10月4日)に向け一心不乱。週4回も通う人もいる。

 韓国、台湾系会員もいて同系2社会には詩吟クラブがないため、さまざ
まな流派が活動する日系社会で修業を積む。各国同じ漢詩を母国語で吟詠
するが、国によって節回しが異なり日本の詩吟も味があるという。台湾出
身の中原国絵さんは稽古中、母国で昔習った漢詩を懐かしみながら詩文の
奥深さに魅了されていた。白人の大見仙錦士さんは靖国神社は「日本人の
心」とし、境内で吟じるのが夢。

 詩吟をアメリカで広めることが目標で、英語のホームページの開設を希
望する。再来年の創立5周年記念には、日本でレコーディングを企画して
いる。

 何回稽古に来ても会費は7ドル。すべて稽古場のレントに充てられる。

 入門は世木さんまで、電話626・274・7539。
(潤、写真も)

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