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南加庭園業連盟会長に就任した
小山信吉さん
2007年3月17日

 「家」と「庭」と書いて「家庭」と読むように、庭は家から切り離せな
いかけがえのない存在。庭は、家主の心の現れであり、心のオアシスでも
ある—



福島県二本松市出身。1968年
5月、渡米。ベイシティーズ庭園
業者組合会長を経て昨年、南加庭
園業連盟会長に就任。後継者育成
に力を注ぐ

 ロサンゼルスで祖母と母親が経営していた
下宿屋を手伝おうと1968年5月、福島県
二本松市から渡米。手に職をつけようと庭園
業者を目指し、ビバリーヒルズでトレーニン
グを受けた。「32歳での渡米と一般より遅
かったので、体がきつくてね。慣れるのに2
年はかかったよ」

 当時小山さんを指導していたヘンリー・池
田さんは、庭を一目見ただけで「どこに何を
植え、どう手入れしたらその庭が1番栄え、
顧客のニーズに応えることができるか」、瞬
時にイメージできるプロだった。「当時、僕
にはそれができなくてね。何度見てもただの
庭にしか見えなかった。センスがないんじゃ
ないかと思ったこともあったよ」。笑顔で振
り返る小山さんに、プロとしての自信が見え
る。

 

 「庭園業者というと、一般の職より下に見る人がいるけど、僕は自分の
職業に誇りを持っている。胸を張って『庭園業者です』と言える」。その
理由を、「心と体で身につけた技術とセンスを使い、顧客の心のオアシス
を手入れする。美しい庭を維持することで見る顧客の笑顔は、何ものにも
替え難い勲章」。砂漠で緑のなかったロサンゼルスにオアシスを作ったの
は、「植物を販売するナーサリー、庭を作る造園師、そしてその庭をきれ
いに保つわれわれ庭園業者」と胸を張る。

 連盟には現在、1400人の会員が登録。うち85%が65歳以上と、
会員の高齢化は深刻。「南加には、松の木など特殊な技術を必要とする植
物が多くある。われわれが技術を残していかなければ」

 日焼けした笑顔の後ろに、使命感に満ちた庭園業者としての誇りがみえ
る。(中村、写真も)

 

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