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八島太郎さんとマコさんの映画:
上映会へ意気込み、主催者側が会見
2007年4月21日



映画上映会に向け集まった主催者
や実行委員ら

 昨年7月に72歳で急逝した俳優のマコ・
イワマツさんと、父親で鹿児島県出身の画家
の故八島太郎さんが出演する29日の映画上
映会開催を前に11日、ノンフィクション作
家の渡辺正清さんら実行委員らが記者会見を
開き、上映会開催への意気込みや思い入れを
語った。

 上映会実行委員長でオーロラ基金理事の高瀬隼彦さんは「八島さんは戦
前の軍国主義の日本で、弾圧を受け投獄された経験もあり、『こんな軍国
主義で芸術は育たない』と息子のマコさんを置いて渡米、マコさんは祖父
宅で育った。マコさんの遺作となった『祖国』と、八島さんの生きざまを
紹介するドキュメンタリーを1人でも多くの人に見てほしい」と訴えた。

 また、八島さんと公私にわたり交流の深かった渡辺正清さんは「八島さ
んは、楽しい人で、こわい人で、いろんなことを教えてくれた人。『日本
語を磨く』ことに常に向き合っていた」。八島さんが日米戦争中に英語で
「あたらしい太陽」を出版、良心的な日本人がいることを訴えたことや、
米情報機関に参加し日本兵に向けた「死ぬな」「戦後日本の復興のために
生きて還れ」などの投降ビラを作った話も披露した。

 上映会は日米の文化交流を支援する「オーロラ日本語奨学金基金」(阿
岸明子代表)と「カスロフ財団」(東郷昌子代表)2つの非営利団体の共
催。オーロラ日本語奨学金基金は1998年に発足、日本語教育に携わる
大学生や教師の支援をしている。2003年からベネフィット映画上映会
を開催、今年で5回目。また、カスロフ財団は東郷さんと夫のフィリップ
さんが2002年に発足、これまでに「カスロフ財団日系パイオニア賞」
として、日米の文化交流に貢献した人を表彰し、第1回目は浅見紳太さん
に授与。浅見さんのドキュメンタリー映画を製作、上映している。今回は
八島さんとイワマツさんの2人を表彰、上映会当日にイワマツさんの妹に
当たるモモさん(59)が代理で受け取る予定。

 東郷さんは「映画会を開催することで人と人が出会える場を提供したか
った」と言い、阿岸さんは「八島さんのドキュメンタリーはもともとはテ
レビ用に作られた作品だが、ぜひ皆でいっしょに大きな画面で見よう」と
呼びかけた。

 映画会は29日午後1時から「画家八島太郎慈しむ生命」(1994
年、RKB毎日放送制作、45分)、午後2時半から「祖国」(山田洋次
原作・脚本、堀川とんこう監督)。英語の字幕はない。チケットは15ド
ルで、収益は基金に充てられる。問い合わせはオーロラ基金まで、電話3
23・882・6545(ヒデキさん、谷中さんまで)。

 

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