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MTA理事会:官民連帯で鉄道延長
資金捻出案を支持

2008年5月3日

 ロサンゼルス郡都市圏交通局(MTA)の理事会は4月24日、資金不
足から停滞している23の鉄道関連事業を対象に、官民連帯で資金を捻出
する案に支持を表明した。

 同案は、理事会のメンバーでもあるロサンゼルスのアントニオ・ビヤラ
イゴーサ市長が市の財政難を懸念し提案。対象となるのは、ウィルシャー
通りとウェスタン通りで終点となる「パープルライン」をサンタモニカま
で延長すべく、ウィルシャー通りに沿って地下鉄を建設する地下延長案な
どを含むMTAの23事業。理事会支持を受け、MTAは今後2カ月内に
官民連帯による資金捻出の具体案を募る。最終案は七月までに理事会に提
出される。

 ビヤライゴーサ市長は市長に就任以来、市内の交通渋滞緩和を重要課題
に掲げ、解決策としてサンタモニカへの鉄道延長「Subway to The Sea」
の必要性を訴えてきた。「パープルライン」は、ウィルシャー通り地下で
メタン爆発が発生する危険があるとして、地下工事を禁止する連邦法によ
り工事が阻まれていた。しかしその後の調査の結果、危険はないとして連
邦政府は昨年、同案を撤廃、市長は鉄道延長を訴えていた。

 工事には最低でも50億ドルかかると見込まれており、MTA理事会メ
ンバーのアントノビッチ・ロサンゼルス郡参事は、あまりの事業費の高さ
に他事業に資金が回らない可能性を懸念し、同事業案に反対の意を表して
いる。(訳=中村良子)

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