長島さんは1948年、千葉県千葉市生まれ。75年、早稲田大学を卒
業し、79年渡米。4年間、加州毎日新聞で経験を積み84年、羅府新報
に入社した。今年8月に退職するまでの23年間勤続。日刊日系新聞社に
は計27年間勤め米国、特に当地における日系社会の発展に大きく貢献し
たことが認められ今回の受賞となった。
総領事は長島さんのジャーナリスト精神を認め、顕彰すべきと考えたこ
とを披露。日本との関係を意識しながら記事にしていることが感じられる
とし、「大きな影響を与えながら、日系社会の歴史を日本人、日系人の心
に刻み、絆を強める貢献を果たした」と称賛した。これからの執筆活動に
期待を寄せた。
謝辞では、控え目な長島さんだが総領事の高い評価を素直に喜び「言葉
を失った」と感慨ひとしお。今回の表彰を本人だけでなく「周りの人にも
励みになる」と、いつものように周囲に気を遣った。「創立104年の歴
史を持つ羅府新報の代表として表彰された」と謙そんしながら、「日系社
会に支えられ、育てられた」と感謝。最後に新聞経営の厳しい現状に触
れ、支援を求めた。
式典後は、かつての取材した側から受ける側に回った。各メディアのイ
ンタビューに応じ「こういう体験もいいな」と、照れながら質問に答えて
いた。総領事の祝辞には「よく見ていて下さり、自分が無意識にしてきた
ことを言葉にしていただいた」と、いたく恐縮した。
退社後は、ゆっくりと持病の糖尿病の療養に努めてきた。その間、「ま
た書いて下さい」という声を多く聞いたという。健康を取り戻した今、気
になるのは今後の動向。具体的には未定としているものの、筆を執る意向
を示している。英気を養った長島さんが、健筆で日系社会の期待に応える
日が待たれる。(潤、写真も)
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