州当局:コヨーテの幼児襲撃続発で警戒
2008年5月10日
インランドエンパイア地区でコヨーテが住宅街に出現し、公園や自宅前
で遊んでいた幼児を襲う事件が相次いでいる。地元および加州当局は注意
を呼び掛けている。ロサンゼルス・タイムズ紙などが報じた。
もっとも最近に発生した事件では、6日午前、レイクアローヘッドにあ
る自宅前で子供たちの写真を撮影していた母親が、カメラを置きに部屋に
戻った際、コヨーテが突如出現、2歳の娘の頭部に噛み付き連れ去ろうと
した。母親が異変に気づきコヨーテを追うと、幼児を離し逃げて行ったと
いう。
また2日には、チノヒルズにあるアルテラ公園で遊んでいた2歳児が同
様にコヨーテに連れ去られそうになり、ベビーシッターに救出された。翌
日、別の幼児も同じ公園でコヨーテに襲われそうになったため、地元当局
は同公園を閉鎖、警備を強化している。
州魚類鳥獣類局によると、同周辺地域で人がコヨーテに襲われた事件が
過去9カ月間で5件報告されており、昨年12月以来、計23匹を捕獲処
分した。
カリフォルニア州立専門大学(カル・ポリ)ポモナ校でコヨーテの生態
研究をしていたレックス・ベーカー元教授は、「郊外で生活するコヨーテ
は人に慣れており攻撃的」と警告、コヨーテによる人間襲撃事件は197
0年代以来、計111件発生、136人が負傷しているという。
81年には、グレンデールの自宅前で3歳児がコヨーテに襲われ死亡。
その後、周辺地域で計57匹が処分された。州魚類鳥獣類局では、「コヨ
ーテはただ噛み付いているのでなく、捕食目的で攻撃している」と、警戒
を呼び掛けている。(訳=中村良子)
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