りながら、旅行などを通じて旧交を温めている。その意味でメンバーは特
定の人たちに限られているが、こうした形で米国での体験を分かち合って
いるグループがあることは興味深い。
名港アメリカで藤田さんの下で働いていたこともある安富ジョージ康夫
さん(59)=ロングビーチ居住=も、当時ホンダの2輪車の運送で寝る
間もないほど忙しく働いていた。名港アメリカには74年から10年ほど
勤務し、その後、現在の「ヤストミ運輸倉庫」(カーソン市)を創業。日
本に行った時、あるいは会員が渡米した際には行動をともにしており、
「あの当時から本当によくやってきたと思う。ホンダのOBの話を聞いて
いると、こういう人たちのがんばりがあったから現在のホンダがあるとつ
くづく思う」と、交流では当時に思いを馳せることが多い。
会員は現在、全部合わせても10数人。8割はホンダのOBだ。特に決
まった活動はないが、声を掛け合って年に3回から4回、一緒に温泉巡り
をしている。米国にも少なくとも年に1回は来ており、これまでにラスベ
ガスやグランドキャニオン、ニューメキシコなどを訪れた。次回はサンフ
ランシスコからセコイヤ行きを計画している。旅行の計画は綿密に練り、
道中退屈しないように話題をいろいろ用意するなど、「かつての『戦士』
ぶりはそうした点でもうかがえる」と、安富さんは当時をなつかしむだけ
ではない「収穫」を会の活動から得ているようだ。
詳細は安富さんまで、電話562・428・5885。
(長島) |