一行は、29日から3月9日まで東京や福岡、京都を訪れ、国会議員や
外務省、在京米国大使館、経済各関係者をはじめ、日本の各分野で活躍す
るリーダーと意見交換し、日米の懸け橋を築く。また3月6日には、国際
交流基金主催、全米日系人博物館協力により、福岡で日系米国人に関する
シポジウムが開催され、一行のうち3人がパネリストとして参加する予定。
今年日系人代表に選ばれたのは、南加、北加をはじめ、オレゴン、ワシ
ントン、ジョージア、ハワイ、ニューヨーク、マサチューセッツ、イリノ
イ、ワシントンDCの各州・地域に居住するリーダーたちで、ビジネス、
法曹、政治、教育、厚生、芸術文化など、さまざまな分野で活躍している。
南西部でアジア系初のキャスターとして活躍するジョージア州のサチ・
コトさんは、「10年間日本に住んでいたが、2年前に初めて日本の親戚
に会い、多くを学んだ」と振り返り、「日本のことを知れば知るほど、ア
メリカ人だった自分が日系人に変わっていくのを感じる」と述べ、今回の
訪日を通じ、さらに日系人になれることを楽しみにしていると話した。
また、日系1世、2世の体系的な歴史編さんに取り組んでいるワシント
ン州のトム・イケダさんは、「パイオニアの活躍などを通じ日系史を学ん
できたが、彼らがアメリカに渡ってくる前のストーリーはあまり知られて
いない。今回の訪日で渡米前の彼らを知るきっかけになれば」と意欲的に
話した。
一行で唯一初訪日となるのが、ワシントンDCでマーケティング・コミ
ュニケーション課長を務めるジョアン・オチさんで、「自身のルーツを探
りたい」と期待を込めた。
団長のヒラノ全米日系人博物館館長は、「今年のメンバーは今までの中
でもっとも訪日や在日経験が多く、『経験者』がそろっている」と、今ま
で以上にさらに一歩踏み込んだ交流を期待した。
十三人は次の通り。(敬称略)
▽クリスティン・M・ドウゾノ(スプリント・ネクステル会計担当役員)
▽トーマス・トム・イケダ(日系米国人伝承プロジェクト・ディレクタ
ー)▽デイビッド・イワタ(ロサンゼルス・コミュニティー大学区人事委
員会副会長)▽サチ・コト(サチ・コト・コニュニケーションズPR会社
代表)▽スタン・コヤナギ(KBホーム社副社長/弁護士)▽ウェイン・
ヒロシ・ムラオカ(ハワイ日本文化センター副理事長、アームストロング
社法律顧問)▽スタン・ナカゾノ(トラックス・プロダクション代表/映
画製作者)▽ポール・ウジヒロ・ニワ(エマーソン・カレッジ・ジャーナ
リズム学科助教授)▽ジョン・タケオ・ノグチ(サンフランシスコ市・郡
コンベンション施設局局長)▽ジョアン・ハル・オチ(教育・保険・環境
等事業への資金提供非営利団体コミュニケーション課長)▽マーク・ヒサ
オ・ヤマカワ(保健機構副社長兼最高執行責任者)▽テッド・テルオ・ヤ
マサキ(サンフランシスコ市・郡人事局管理副局長)▽ローリ・ヨコヤマ
(ローリ・ヨコヤマ法律事務所代表)
(中村良子 、写真も) |