オンライン上でのいじめ:
10代の3人に1人が被害
デジタルで影響大
2007年7月28日
このほど全米の10代の青少年を対象として行われた調査で、3人に1
人がインターネットやEメールなどオンライン上で何らかのいじめを受け
たと答えたことが明らかになった。
調査は「Pew Internet & American Life Project」が実施。調査報告書に
よると、10代の青少年が回答したオンラインでのいじめの最も一般的な
ものとして、プライベートなメールやインスタントメッセージ(IM)も
しくはテキストメッセージを公開されたことなどが挙げられた。15%
は、プライベートな通信内容がオンライン上に公開されたり第3者に転送
されるといった迷惑行為を経験したことがあると回答した。
そのほかの嫌がらせとしては、うわさを広められたり、恥ずかしい写真
をウェブ上に投稿されたり、脅迫めいていたり攻撃的だったりするメール
やIM、テキストメッセージを送信されたといったことが挙げられてい
る。
児童保護団体の関係者によれば、その広がりの大きさゆえに、露骨な性
的描写などに直面する可能性よりも、ネットによるいじめに遭う可能性が
高くなりうると考えられているという。若者を対象に2006年に行われ
たネットいじめに関する調査では、年間で1300万人もの子どもたちが
被害に遭うと示唆していた。
「Pew」のアマンダ・レンハート氏 は、若者のグループ別の調査で、
ネットいじめは複数の理由によって広まっていることが分かったと指摘し
ている。理由の1つは、若者にとってメッセージを転送したり、恥ずかし
い写真を投稿したり、オンラインでうわさを広めることが簡単だというこ
とがある。また、コンピュータの陰に隠れていることができるので、結果
を気にせずにいじめることができるという感覚が、若者たちを大胆にさせ
るという面もあるという。
「いじめがデジタル時代に突入した。いじめの裏にひそむ衝動は同じで
も、影響ははるかに大きくなる。今ではほんの数回クリックすれば、写真
でも動画でも会話でも、Eメールを通じて数百人に、あるいはウェブサイ
トを通じて広範に公開できてしまう」(レンハート氏)
「Pew」の報告書ではまた、女性の方が男性よりもネットいじめを受け
やすいことも明らかになった。女性の38%がオンラインで嫌がらせを受
けたと答えているのに対して、男性は26%だった。
調査は12歳から17歳の935人に電話で実施。誤差はプラスマイナ
ス4%。
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