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日本人として
アメリカ映画の脚本、制作、監督を手がけた
映画監督
福田哲也さん
2006年6月24日

 「20歳のころ、海外へのあこがれもあってよくアメリカ映画を見てい
た。時代的にもビジュアル的にもアメリカ映画が魅力的で、漠然と『いつ
かこんな映画を作れたらな』と思っていたけど…」

 日本人映画監督として今年、アメリカ映画の脚本、制作、監督を手がけ
た福田哲也さん。

Fukuda

鹿児島市生まれ。71年、同市に
広告制作会社設立。東京に進出
後、全国ネットのコマーシャルを
手がけ、活動をロサンゼルスに広
げる。01年、初監督作品「ひっ
とべ」を監督、制作。06年、ア
メリカ映画「Dog Lover's
Symphony」の脚本、制作、監督を
手がける。

 アメリカ映画へのあこがれはずっと心の片
隅にあった。しかし、漠然と思っていただけ
で具体的に何かできるわけではなかった。そ
れでも就職の際は、少しでも映画に近づこう
と広告制作会社を設立、同じ映像の世界に入
った。

 「30代になったころかな。ロサンゼルス
でコマーシャル作りをする機会が増え、やっ
ぱりアメリカで映画を作りたいとの衝動に駆
られてね」。40代に突入したころ、「今行
動を起こさないと一生作れないかも知れな
い。やるなら今。このまま夢で終っていいの
か」と、危機感のようなものを感じた。

 「最初は怖かったよ。でもね、一歩を踏み
ださないと前には進めない」。まずシナリオ
を書き始めた。すると、シナリオに沿った役
者選びをしたくなる。次に予算、撮影クルー

探しと、「まるで自転車のペダルをこぐかのように、一歩を踏み込んだら
どんどんスピードが出て、気がついたら作品ができ上がっていた」。

 同じように初めの一歩で足踏みしている人に、「夢の実現に向かって前
進していくのに、若いとか、年だとか、そんなの関係ない。リタイアして
も、若いころに抱いた夢の実現に向かってチャレンジしてほしい」と語り
かける。

 60歳で夢を実現した福田さん。「次作はコメディータッチにしようと
思って。面白さの中にも社会性のあるメッセージが自然に伝わるような作
品ね」—。すでに次の夢に向け動き出している。
(中村、写真も)

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