

1932年静岡県沼津市生まれ。
実践女子大中退、結婚のため53
年渡米。日系2世の夫の故郷であ
る高知新聞の連載(84年)をき
っかけに著述活動に。「野口英世
の妻」(92年)、「高峰譲吉と
その妻」(93年、ともに新人物
往来社刊)など。01年「羅府ク
ラブ」講師。1男1女、孫2人
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最初に手掛けたのは「野口英世の妻メリ
ー」。きっかけは野口の故郷、福島のテレビ
局の制作局長に「本人や母シカのことは知ら
れているが、夫人を描いたものはない。せっ
かくアメリカにいるのだから、研究しては」
と言われたこと。日本側では「外国人妻メリ
ーは悪妻」の評判で、情報はほとんど得られ
なかった。
帰国後、アメリカの研究者の野口に関する
文献を集めた後、ニューヨークに足を運ん
だ。そこで野口の遺言を発見。その文章から
「酒飲み、計算高い女」との風評は違う、と
確信する。「メリーの名誉回復をしたい」
と、事実関係の解明に情熱を傾け約4年。
「足で集めた情報」をまとめた。
「とにかく徹底的にやらないと気が済まな
いの」。ズバリと言いつつも、相手を気遣う
人柄。並々ならぬ資料の収集力は行動力プラ
ス「人徳」だ。 |