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レインボー学生:日本研修へ向け出発
世界20カ国の遺児と交流
2007年7月28日



福富さん(右から2人目)とリスキンドさん
(その左隣)にエールを送る関係者

 南加日系商工会議所(日商)基
金の「日米レインボー学生交換プ
ログラム」の研修生が16日、ロ
サンゼルス国際空港から日本へ向
け出発した。研修生は今後1カ月
間にわたり、日本国内七都市を訪
問し、日本をはじめ海外20カ国
の遺児らと心の交流を図る。8月
18日に帰国する。

 同プログラムは、病気や交通事故、自殺などで親を失った子供たちを支
援している日本の非営利団体「あしなが育英会」と日商が提携し、親が死
亡、または親が障害を持っているアメリカの大学生を毎年、同会の研修に
派遣しているもの。今年で11回目。

 研修では、東京、京都、広島などの市内見学の他、あしながの学生たち
との交流や、8月5日から東京で開催される「日本と海外遺児の心の癒し
つどい交流会」に参加し、同じ境遇の遺児らと交流を予定している。

 今年、厳正なる審査の結果選ばれたのは、ロサンゼルス在住のジェニフ
ァー・福富さん(20)と、グラナダヒルズ在住のブライアン・リスキン
ドさん(21)の2人。いずれも初訪日となる。
 
 福富さんはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の3年生。
米文学を専攻する日系4世で、1年前から日本語を勉強している。出発を
前に、「初めての『祖国』ももちろん楽しみだが、世界の遺児たちとの交
流も待ちきれない」と、1年半前にガンで父親を失ったことに触れ、「同
じ境遇を経験したもの同士ふれあい、心の整理ができれば」と研修に期待
を寄せた。

 リスキンドさんはピアースカレッジの2年生で、政治学を専攻。日本語
を勉強して4年目になる。中学生の時に「将軍」を読んで感動して以来、
日本の文化やテクノロジーなどに興味を持った。将来は国際ビジネスにか
かわりたいといい、今回の研修では福富さん同様、遺児との心の交流を楽
しみにしているという。

 出発に先立ちこの日、航空券を提供している全日空のロサンゼルス支店
で歓送会が開かれ、日商の若尾龍彦会頭は、「目標を持って、日本をより
理解し、心の通い合いを楽しんで」と励ましの声をかけた。また全日空の
富田光欧・旅客セールスマネジャーは、「このような素晴らしいプログラ
ムに協力できることを嬉しく思う」と述べるとともに、「日米の懸け橋と
して頑張ってほしい」とエールを送った。

 リスキンドさんはパスポートの申請手続きが長引いており、この日の出
発には間に合わなかったが、パスポートが届き次第福富さんに合流する予
定。(中村、写真も)

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