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柴犬審査会:45頭が出陳
「源三」号が晴れの最高位
2007年3月17日

 第21回「柴犬展」が11日、日本から内田實日本犬保存会公認審査員
を迎えて米国柴犬愛好会(勝本价爾代表幹事)主催、(社)日本犬保存会
後援により、ガーデナ市内の公園で開催された。

 小型日本犬として高い人気を持つ柴犬。通常、柴犬の審査は、幼稚犬
(4カ月未満)、幼犬(4〜6カ月)、若犬Ⅰ(7カ月〜1年)、若犬Ⅱ
(1年〜1年半)、壮犬(1年半〜2年半)、成犬(2年半以上)に区分
され、それぞれオス、メス別々に審査が行われる。



出陣犬のなかの最高位を獲得した「源三」号
 この日は、カリフォルニア州
はもとより、イリノイ州、ワシ
ントン州、オレゴン州、ネバダ
州、アリゾナ州などから45頭
が出陳し、日本犬が持つ本質—
悍威(かんい=気迫と威厳)に
富み、良性(忠実で従順)で、
素朴(素直に落ち着いていて、
風格のある地味な気品)さをは
じめ、一般外貌、体高、被毛、
歩様など、12項目にわたる厳
正な審査が「若犬Ⅰ」以上のカ
テゴリーで行われた。

 早朝から、昼の休憩をはさんで六時間余りにわたった審査会。気温90
度を超える季節外れの高温にもかかわらず、出陳の柴犬たちは忍耐強く、
静かに出番を待つ。そのけなげな姿に、飼い主たちも熱射防止のため噴霧
ボトルで霧を犬に吹きかけたりして愛情を注ぐ。



審査会風景

 150人余りの観客が見守る
なか、審査はよどみなく進み、
最も注目された壮犬の部でトー
レンス市の末廣正美、翠夫妻の
飼い犬「源三」号(オス)、シ
カゴ市在住のグリーン頼子さん
の飼い犬「愛音」号(メス)が
堂々の優勝を飾った。全出陳犬
の中の最高位を決める決戦審査
は、文字通り雌雄を決する形
で、この2頭で競われ、「源
三」号が晴れの栄冠を獲得、優
勝記念盾、リボンほかが贈られ
た。

 「源三」号は2歳2カ月。父母犬とも日本産で、お祖父さんに当たる
犬は日本チャンピオンに輝いている血統。初出陳で見事、最高位を勝ち取
った。「愛音」号は静岡県生まれで、3カ月の時に渡米してきて、現在2
歳1カ月。

 内田公認審査員、勝本代表幹事は、「明治維新後、外国人が自国の犬を
連れてくることが増えた。このため、日本犬とミックスされるのを防ぐ目
的で日本犬保存会が組織され、悍威、良性、素朴といった日本犬のもつ重
要な3要素が守られてきた。今では、縄文・弥生時代から綿々と育まれて
きた柴犬は『生きた文化財』とも称されるようになっている」との趣旨を
語り、アメリカでも日本犬の3要素に加えて、鋭敏な感覚、敏捷な動作な
どから柴犬の良さが認識され、関心が非常に高くなってきていると指摘し
ている。

 米国柴犬愛好会は会員数約50人で、柴犬展、セミナーのほか毎年6月
にピクニックを開催して、会員相互の親睦と交流を図っている。

 問い合わせは勝本代表幹事まで、電話714・821・9218。
(石原)

 

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