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第22回柴犬審査会:40等出陳
「勝忠号」に最高賞

2008年3月28日

 



最高賞を獲得した「勝忠号」


成犬メスの部で優勝した「巴御前号」

 米国柴犬愛好会(勝本价爾代
表幹事)主催、社団法人・日本
犬保存会後援により第22回
「米国柴犬展・審査会」が3月
9日、日本から岩佐和明日本犬
保存会公認審査員を迎えて、ガ
ーデナ市内の公園で開催された。

 柴犬の審査は通常、幼稚犬
(4カ月未満)、幼犬(4〜6
カ月)、若犬Ⅰ(6カ月〜1
年)、若犬Ⅱ(1年〜1年
半)、壮犬(1年半〜2年
半)、成犬(2年半以上)に区
分され、それぞれオス、メス
別々に審査が行われる。

 

 この日は、カリフォルニア州内はもとより、コロラド州、ジョージア
州、イリノイ州、ワシントン州、オレゴン州、ネバダ州、アリゾナ州など
から40頭が出陳した。また、カナダからも勉学のため参加したグループ
がいるなど、柴犬の魅力に取りつかれた愛犬家は北米全体に広がりをみせ
ていることがうかがえる。

 審査は、日本犬が持っている本質—悍威(かんい=気迫と威厳)に富
み、良性(忠実で従順)で、素朴(落ち着いて風格があり、地味で素直な
気品さ)をはじめ、一般外貌、体高、被毛、歩様など12項目にわたる総
合評価で行われた。

 早朝から、昼の休憩をはさんで6時間余りにわたった審査会。昨年同
様、今年も好天気に恵まれて、出陳する柴犬たちも出番を楽しんでいるか
の様子だ。

 150人余りの観客が見守るなか、審査はよどみなく進み、最も注目さ
れた成犬の部でコロラド州から萩原由美さんに導かれて参加した、ドビ
ー・トロッターさんの飼い犬「勝忠号」(かっちゅう号、オス)とオレゴ
ン州から出場したジョアン・モーニングスターさんの飼い犬「巴御前号」
(メス)が堂々の優勝を飾った。

 全出陳犬の中の最高位を決める決戦審査はこの2頭で競われ、「勝忠
号」が晴れの栄冠を獲得、優勝記念盾、リボンほかが贈られた。3歳の
「勝忠号」は、米国産柴犬の最高賞も併せて獲得した。

 岩佐公認審査員は、「出陳40頭の中の何頭かは、日本の展覧会に出陳
しても上位に入賞できるくらい、質の良い柴犬に育っている。原産国の日
本の柴犬に負けないように、これからも頑張り続けてほしい」との審査総
評を語り、関係者の努力を称えた。

 米国柴犬愛好会は会員数約50人で、柴犬展、セミナーのほか毎年6月
にピクニックを開催して、会員相互の親睦と交流を図っている。

 問い合わせは勝本代表幹事まで、電話714・821・9218。
(石原 嵩)

柴 犬

 柴犬(しばいぬ、しばけん)は、日本古来の犬種。オスは体高38—4
1センチ、メスは35—38センチ程度の小型犬種。国の天然記念物に指
定された7つの日本犬種(現存は六犬種)の1つで、指定は1936年。
現存6犬種中唯一の小型犬種だが、飼育頭数は最も多く、日本犬の代表格
とも言える。

 日本犬保存会によれば、現在日本で飼育されている日本犬種(六犬種)
のうち、柴犬は約80%を占める。アメリカをはじめ海外でも人気が高い。

特 徴

 柴犬の一般的な特徴は、短毛・立ち耳・巻き尾などにある。毛色は赤
(茶)・胡麻・黒、まれに白などがあり、尾形も左巻き・右巻き・さし尾
など、個体によって違う。一般にメスよりオスの方が体高・体長ともにや
や大きい。

 性格は、血統による共通した特徴が少ないとよく言われるだけに、大き
くなってどんな犬になるかは、子犬の時に主人にどんなことをしてもらっ
たかで決まる。ただし、日本犬の一般的な性格として、主人と認めた人間
に比較的忠実であり、かつ警戒心と攻撃性が強めという傾向がある。

特 性

 柴犬は温暖湿潤気候に強い。一般に主人に対しては非常に忠実、よそ者
に対しては馴れ馴れしくせず、賢く勇敢で警戒心も強いため番犬にも適す
る。

 本来は山地や山あいで小動物の狩猟を手伝ってきた犬だが、現在は主に
家庭犬として愛されている。

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