大いに働く筋肉です。歌うことが苦手でこの筋肉をほとんど使ったことの
ない人の場合、この筋肉は衰え、または未発達のままで、その結果として
高音で歌うことができず、地声をはりあげられる範囲を超える曲になる
と、まったく音程の調整が出来なくなるのです。ということは、この筋肉
を鍛えれば音痴は解消されるのです。
それならば、ぜひ試してみたいという方もあるでしょう。私も実際に2
種類の方法でやってみたのですが、幸か不幸か、もともとが音痴ではない
ので、この方法でどれ位の期間でどれほどの違いがでるかを実感すること
はできません。しかし、被験者を使った映像で見る限り、全く音程のなか
った人が、確かに普通に歌えるようになっています。
数あまたある「音痴を治す方法」という内容の本の中でも、最もよく知
られているのが、三重大学教育学部助教授の弓場(ゆうば)徹さんと上野
直樹ヴォーカルスクール校長の上野直樹さんです。弓場さんは、ふくろう
が「ホーホー」と鳴くような高い声(裏声)と地声の低い声を交互に出す
ことで、前述の輪状甲状筋をきたえながら高音と低音の間をスムーズに移
動できるようにし、それを歌に応用する、という方法です。上野さんは、
割り箸やペットボトル、ティッシュペーパーなどの身近な道具を使い、自
然と喉の奥が開くことでラクに声が出るようになり、目に見える形で呼吸
調整の訓練もでき、安定した歌声を作る、という方法です。
たかが音痴、されど音痴。本人にはとっては大きなコンプレックスやス
トレスになるようです。でももう大丈夫、たいていの音痴は治るのです。
本やCD、DVDはその先行投資と思って訓練を始めてみませんか? カ
ラオケで思いっきり歌えるようになる日も、夢ではありません。
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