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日米修好100周年記念奨学金:
日系子弟23人に授与
加治夫妻の功績たたえる


2008年8月3日


今年度の奨学生。前列右から6人目が若尾会頭

 南加日系商工会議所(若尾龍彦会頭)は7月26日、「日米修好100
周年記念奨学金基金」の授与式と功労者顕彰式を、モンテベロのクワイエ
ットキャノンで催した。今年は、計23人の日系子弟にそれぞれ1000
ドルの奨学金が授与されるとともに、長年にわたる同基金への貢献をたた
え、奨学基金寄贈者の1人でもある加治夫妻を表彰した。

 同奨学制度は、1960年に日米修好条約締結100周年を祝い発足し
たもので、今年で48年目。受賞者は、今秋から大学進学が決まっている
成績優秀な学生で、厳正なる審査の結果、今年は23人に授与された。

 授与式を前にあいさつに立った若尾会頭は、「今まで培った能力を最大
限に生かしてほしい」とエールを送るとともに、「この奨学金は単なるお
金でなく、あなた方の将来を支援するためのもの」と言葉を贈った。

 受賞者は、1人ずつ名前が呼ばれ、学歴や進学先、専攻科目や将来の夢
などが紹介され、若尾会頭から賞状が、また奨学基金各寄贈者から100
0ドルの奨学金が授与された。

 受賞者を代表しあいさつに立ったトーレンス在住のケント・歩・小柳さ
んは、祖父母から日系史を学んだ際、強制収容所などのつらい体験ももの
とせず、懸命に前に進んだ彼らの「決心」は偉大なものだったと敬意を示
すとともに、自身も夢を追求することを約束した。

 カリフォルニア工科大学への進学が決まっている小柳さんは、機械工学
を専攻予定。東西学園とあさひ学園で学んだ流暢な日本語を生かし、「将
来は日本からテクノロジーの技術を学び、アメリカでロボット開発の会社
を起業したい」と、日米の懸け橋になる夢を述べるとともに、「大学や社
会に出ても、日本の文化を大切にしていきたい」と語った。

 長年にわたる同基金への貢献をたたえられた加治夫妻は、再開発事業に
より活気を取り戻しつつある小東京を取り上げ、「われわれ日系社会を忘
れないでほしい。コミュニティーのサポートを忘れないでほしい」と次世
代を担う若者に語りかけた。

 基調演説には、ドーシー&ウィットニーLLPの弁護士、アイリーン・
イトウ・リー氏が招かれ、同奨学基金はコミュニティーの一人ひとりが協
力し合い成り立つものだと述べ、受賞者に感謝を促すとともに、将来の夢
に向かい努力するよう力強くエールを送った。

 同基金は日系子弟の育成を目的に設立された奨学制度。日商の会員や日
系社会の有志、企業などからの寄付金でまかなわれており、昨年までに
1554人、総額68万950ドルが授与されている。
(中村良子、写真も)

 今年度の奨学金受賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽シオン・安▽実登利・オードリー・荒木▽花・コーン▽ジャネット・
雅江・フォン▽クリスティーン・照子・福島▽ユージーン・拓也・一ノ瀬
▽カタリナ・萌・井上▽ケント・歩・小柳▽デイナ・エリン・リー▽シド
ニー・ママラルド▽ブライアン・幸志郎・松本▽クリスティーン・蛍・納
谷▽大原崇弘▽アリソン・チヨミ・大石▽ライアン・オカ▽ケリー・明
美・長島▽クリスティーナ・佐々木▽ユウキ・ナオヨシ・沢田▽背戸沙羅
▽アンドリュー・博・シュアー▽アーロン・ミッチェル・滝川▽ジャネ
ル・愛香・内海▽ミッシェル・山城

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