第70回二世週日本祭の「パイオニア昼餐会」が18日、キョウトグランドホテルで催された。南カリフォルニア各地区の日系社会で貢献し、その礎を築いた5人の先駆者―ハルオ・ハヤシさん、金井富佐子さん、川邊浩さん、岡本孝助さん、ジム・ヤマシタさんの功績を称え表彰、約300人の参加者が受賞を盛大に祝った。
はじめに、田村勇人二世週祭実行委員長があいさつし、受賞者のリーダーシップ、献身、先見性を認め、各人の偉業を賛美。5人の功績を「社会の遺産」と表現し「社会に身を捧げる先駆者にふさわしく、受賞に値する」と称えた。「日系社会の若い世代のよき指導者でありロールモデルであり、二世ウィークは責任感があり社会に献身する先駆者を今後も顕彰したい」と話した。
各来賓が祝辞を述べ賛辞を惜しまず、わが身を犠牲にして日系社会に尽くした受賞者に敬意を表した。
伊原純一・在ロサンゼルス日本国総領事は、このたび出版された日系二世のブルース・カジさんの自叙伝を読んだという。同書で紹介されたカジさんの父の業績に感銘を受け、日系社会の礎を築いた「1世の活躍が大きい」と指摘。1世の業績をただ知るだけはなく、『パイオニアスピリット』を次に続く世代に伝えていかなければならない」と力を込めた。次世代を担う若者の育成にも取り組んできた5人の受賞者を「(先駆者の精神の)継承を実践している」と称賛。「日系社会に必要とするものは、もっと多くの新しいパイオニアである」と説いて、若い世代には将来有望な才能のある後継者が多くいるとし、「新しいパイオニアになってもらいたい」と活躍に期待を寄せた。
14日夜に催されたコロネーションボウルで2010年度二世週祭女王に選ばれたラニ・クメ・ニシヤマさんは、5人のパイオニアの献身に対し「みなさんの世代が日系社会でした功績に感謝します」と敬服。「パイオニアが献身したよい伝統をわれわれが受け継いでいきたい」と誓った。
受賞者を代表して岡本さんが日英両語で謝辞を述べた。岡本さんは「長年にわたり
回りの方々に支えられ生きてきた」と謙遜しながら、社会の一員として奉仕したことを強調。受賞を「身に余る光栄」と喜び、「ここに出席してくれたみなさんのお陰」と感謝した。「今後もなおいっそう努力したい」と、さらなる活躍を約束し、万雷の拍手を受けた。
受賞者は、ロサンゼルス市と二世週祭委員会から賞状を授与された。15日に行われたグランドパレードでは、それぞれこれまでの活動を支えてくれた伴侶やかわいい孫たちとオープンカーに乗りみ勇姿を表した。沿道のすずなりの観衆からひときわ大きな喝采を浴びていた。【永田潤、写真も】
二世週日本祭:パイオニア5人を表彰―日系社会の礎築く
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