同スパの山本社長(左)と倉石灯代表
 トーレンスのミヤコ・ハイブリッド・ホテル内にある「五感の癒し」空間、スパ「利楽園」のロサンゼルス店が小東京のミヤコホテル内にこのほど、グランドオープンした。昨年6月の開店以来、トーレンス店は日本を感じさせる空間演出といき届いたきめ細かいサービスで、地元だけでなく遠方からもリピーターが通うほどの人気店となり、今回は満を持しての2号店オープンとなった。開店に先駆け関係者らを集めたオープニングセレモニーが同日行われ、小東京に新たに誕生した「都会のオアシス」の門出を祝った。
空から自然光が差し込むマッサージの施術室
 スパに一歩足を踏み入れるとほのかに漂うラベンダーの香りが訪れた人を癒しの世界へと導く。
 マッサージメニューはオイルを使って筋肉のコリをほぐすスウェディッシュマッサージや、ウコンやレモングラスなどのハーブを木綿の布で包んだハーバルボールで筋肉をほぐすハーバルボールトリートメント、バリ式トリートメント、日本式指圧、ナチュラルアロマトリートメント、フェイシャルマッサージなどバラエティーに富む。ジャグジー、サウナ、スチームサウナ、ヒーリングルーム、パティオも完備され、トリートメントメニューを注文の際はこれらも利用でき、体と心をゆっくりとほぐすことができる。
 トーレンス店との唯一の違いは岩盤浴がないこと。九州の祖母・傾山一帯から産出されるSGEストーンとよばれる鉱石を使用した岩盤浴はトーレンス店の名物ともなっているが、この鉱石の運搬は非常に困難で、ロサンゼルス店では実現しなかった。しかし同様の効果はスチームサウナで期待できるという。
 料金はトーレンス店に比べ20%ほど安く設定。ロサンゼルスの中心に位置するという場所柄、ターゲットは日本人だけではなく「この辺りにお勤めの方や住んでいる方にもぜひ利用して頂きたい」と山本明美社長は力を込める。トーレンス店は経済誌「フォーブス」が選ぶ全米ベストスパの1つにも選ばれ、日本的なおもてなしが多くの人に受け入れられているのを実感しているという。
広々としたジャグジールーム
 ベッドが設置されているパティオは広くゆったりとしており、マッサージやスパの後に青空の下でゆっくりと横になりくつろぐことができる。マッサージの施術室には自然光が差し込む部屋が設けられ、五感を癒す演出が各所に光る。
 「日本的なおもてなしをすることで日本の良さもアピールしていきたい」。今後は他州への出店も視野に展開していくという。
 場所は小東京のミヤコホテル内3階。営業時間は午後1時から深夜12時まで。スパ利用に関するさらに詳しい情報は電話213・617・0004。またはwww.rirakuen.com/ で。【吉田純子、写真も】

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