アーバインの田中ファームとオレンジコースト・オプティミストクラブ(OCO)は16日、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方の農家を支援するためのチャリティーイベント「Walk the Farm」を同ファームで催した。
昨年に続き2回目の開催となった今年は、ボランティア500人を含め計2100人が参加、総額7万5000ドルを集めた。支援金は全額、東北3県に住む14の農家に直接贈られる。
田中ファームのグレン・田中さんは昨年3月の震災以来、「同じ農家として、被災した農家の人々を支援したい」と同イベントを企画、多くの地元農家や企業から協力を得た。昨年は1700人が参加し、総額8万ドルの支援金を東北へ送付した。
今年3月には、田中さんら関係者が東北3県を訪れ、現地を視察。「残念なことに、支援している14の農家のうち少なくとも10カ所では向こう3年から5年間は農業を再開できない状態」と、震災から1年が経過した今でも厳しい状況が続いていると話し、その深刻さを訴えるとともに、今後も支援を続けていくと語った。
「Walk the Farm」は、1・5マイルの農園内を散策しながら、途中に設置されたテントで地元農家などから寄付された新鮮な野菜やフルーツを試食できるもの。今年は犬の参加も認められ、参加者の多くが青空の下、愛犬を連れ農園内の散策を満喫した。
セリトス在住のダイアン・バザーニさんと娘のホリーちゃん(10)は、友人のキミコ・ヤマサキさんとカトリーナちゃん(10)と参加。バザーニさんは、「家族で被災地支援ができるのは素晴らしい」と話し、ヤマサキさんは「単なる散策ではなく、要所要所に被災地の現状を知らせる写真や説明があり、とても勉強になった」と述べた。またカトリーナちゃんはこの日、初めてブラックベリーを食べたといい、「いちごと同じくらい甘くてとってもおいしかった」と喜んだ。ホリーちゃんは「来年は家族全員で参加したい」と、農場での一日を楽しんだ様子だった。
【中村良子、写真も】

グレンさんこんばんわ
3/1 お会いしてから四ヶ月。海から遠い地域(4Km)では今年から稲の作付けが可能となり現在は稲の茎の中で穂が形成される時期に入りました。しかし私達の集落で米作が可能になるのは
2014年4月からになります。これは私達の集落に対する国の「農地復旧及び徐塩工事」が2013年度に実施されるためです。又、畑についても全く同じです。私達四農家(大友幸一、三浦和夫、大友清彦、大友恒雄)は家庭菜園で自家用の野菜作りをして楽しんでいます。販売するだけの土地も農機具もないからです。まだまだ農業再開の計画は立てられません。又、住宅102軒の内自宅に戻るのは10軒位で、今私達の集落では集団移転の検討に入っています。しかし、この案に全員賛成するかは否定的です。という訳で農家の関心は農業再開よりどこに住むかです。
このような落ち着かない状態がしばらく続きますが、グレンさんが被災農家のために今年も
「Walk the Farm」を大々的実施してくださり心温まる思いやりに本当に本当に感謝します。
優しい思いやりに神様の祝福が豊かに注がれます様に遠くからお祈りしております。
尚、早速他のメンバーにもお伝え致します。
それでは改めて感謝の意込めて失礼致します。 大友恒雄