同県人会は昨年まで、ピクニックで奨学金を授与していたが廃止し、代わりに会員の子弟2人を鹿児島へ派遣する2週間の研修プログラムを新設した。今年は、夏休みを利用してマイケル諏訪さん(UCサンタクルーズ卒)とメイソン・ウエムラさん(パロスバーデス・ペニンスラ高卒、UCバークレー)の2人を派遣。研修生2人は、県庁をはじめ桜島、鹿児島神社、指宿の露天風呂、県立博物館、焼酎工場などを訪問して、現地の子どもたちとも交流を図った。2人には、会の次世代を背負って立つ、ヘリテージクラブなどでの活躍に期待が寄せられる。
バーベキューを焼く香ばしい香りが会場に漂う中、持ち寄った自慢の手料理を囲んで歓談を楽しんだ。食後は、子どもたちが待ちに待った運動会。駆けっこや宝拾い、スイカ割りに夢中になって大活躍。大人も負けじと童心に帰り、ゲートボール、二人三脚、水風船投げ、綱引きに興じた。余興は特設ステージで、県人会所属の「かるかんコーラス」が美しい歌声を響かせ、招かれた各社中が日本民謡、舞踊を披露。参加者180人は、料理、ゲーム、余興のバラエティーに富んだピクニックを満喫し、次回イベントでの再会を約束した。【永田潤、写真も】