南カリフォルニア大学(USC)内にあるロナルド・チューター・キャンパスセンター近くで10月31日午後11時35分ごろ、発砲事件が発生した。4人が負傷し、うち1人が重症。事件後に現場から立ち去った容疑者2人は後に拘束された。
CNS通信などが伝えたところによると、同センターでは約400人が参加したUSC学生主催のハロウィーンイベントが催されており、会場外には100人近くの人が集まっていた。銃撃は会場の外で発生。目撃者などの証言によると、言い争いをしていた2人のうち1人が相手に向け数発を発砲、狙われた1人を含め、周辺にいた3人が負傷した。USCの発表では、容疑者、負傷者ともに同校の学生および関係者ではないとしている。
大学側は、キャンパス内で開催されるイベントには同校の学生証を持った人しか参加できない規定になっており、イベントを主催した学生側が参加者の学生証をチェックしていたかなどを含め、調査を開始した。
事件後、キャンパス内および現場周辺には外出禁止令などが出され一時騒然となったが、容疑者が拘束されたため午前2時15分に解除され、翌日の授業は予定通り行われた。