ホンダのエアロパッケージは、従来の形状とは大きく異なり、左右前後に配された大小のウイングが特徴。スタイリッシュなデザインは、一目でライバルのシボレーのそれと見分けがつく。
新エアロの採用により、大幅に増した空力について佐藤は「洗練され、(タイヤの)グリップレベルは、昨年のものと比べ物にならないくらいに高くなった」と、マシンの進化を語る。速さを実感し「ブレーキングポイントを遅らせ、ブレーキングの時間も短くなったため、コーナリングスピードが上がった。アグレッシブに攻めることができ、エキサイティングなレースを見せることができる」と自信を示す。
「大好きなコース」というロングビーチの公道コースについて「長い直線と、タイトなコーナー、路面は滑りやすくまた、平らでないため車体が跳ねる。とてもテクニカルでおもしろい」。ラップタイムは昨年比で「1秒以上早くなるのでは」と予想。レースの展開は、予選で上位につけることが重要だとし「粘り強く走って、優勝を目指したい」と意気込む。
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【永田潤、写真も】