LADOTが入っているカリフォルニア州運輸局の建物
同市会計監査官のロン・ガルプリン氏によると、2013年から14年の間に、同課の職員に、平均4万8千ドルの残業代が支払われていたことが分かった。LA市は同課の職員だけに年間およそ330万ドルの残業代を支払っていたという。
他の都市の同様の部署の残業代はおよそ8300ドル。同市はその約8倍にあたる。
報告書によると、13年から14年の間に、67人いる同課の職員のうち約半数が1000時間以上、7人が2千時間以上の残業代を請求していたという。
課長クラスの職員には、年間およそ7万ドルの残業代が支払われており、うちひとりは年棒7万8千ドルに加え、およそ15万5310ドルの残業代を受け取っていたことが判明した。
同局では法外な残業代を受け取っていた課長クラスの職員2人を解任したと発表。
会計監査官のガルプリン氏は「法外な残業代の請求が許されていた環境は適切な指導がされていなかったことの表れである」と言及。正確な勤務時間を記録するシステム作りや新たに規則を設けるなどの取り組みを行うよう同局に呼び掛けている。
調査は同課の中で残業をしていないにも関わらず残業代を請求している職員がいるとの報告を受け行われていた。