武藤顕総領事が、あいさつに立った。令和は日本にとって新しい時代の幕開けであるとし、昨年10月に行われた即位の礼で陛下が世界各国から招いた要人を前に発した言葉について「日本が国際社会の友好と平和、人類の繁栄に貢献する表れである」と強調した。
LA日本総領事館管轄の南加とアリゾナについて、多様性に富み、移民が多くユニークな文化を創造し活力があると評価。日本人・日系社会については「意義ある役割を果たしていて深く敬意を表したい」とたたえた。
東京大会はまた、環境技術で世界をリードする日本を誇示するショーケースと位置づけ、被災地福島で製造される水素が五輪で初めて聖火の燃料に使用されることに胸を張った。日本はまた、世界初の脱炭素港を目指しているLA港に技術支援し、協業していることを紹介した。
2020年についてはまた日米安保条約調印から60周年を迎え、米大統領選の結果に関わらず日米同盟の強固な関係が揺るぎないことを強調した。【永田潤、写真も】