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男と女、「性別二元論」を超えて:米国の「ノンバイナリー」事情

 6月、人気ミュージシャンの宇多田ヒカルが「ノンバイナリー」を公表した。日本では、この耳慣れない言葉をインターネットで検索する人が続出したようだ。私はレズビアンの娘の親で、ノンバイナリーの当事者ではない。だから、本来はこの話題について書く資格がないかもしれない。だが、ノンバイナリーの意味や米国での現状を、私の友人たちの体験をもとに発信することにも何らかの意義があると考え、思いきって筆をとることにした。