1年半ほど前にリアルIDについて書いた。今年の誕生日が免許証の更新だったのでリアルIDを申請、先日届いた。ウェブサイトで最新版の州政府発行のIDの画像と見比べて見ると、リアルIDにはおしりに星が付いたカリフォルニア州の熊が右上にある。リアルID以外のものには熊がなく『Federal Limits Apply』の一文が入っている。他州のものには、米軍関係の乗り物などに付いている、丸の中に星が白抜きで入ったものが多く使用されている。
 州政府発行のIDとの違いを簡単に記すと、永住権、市民権保有者がアメリカ国内で州を股がって旅行する場合、特に飛行場でのセキュリティーゲートの通過に大きく関わる。リアルIDでない場合には、20年10月1日以降アメリカ国内旅行にも空港通過にパスポートが必要になる。海外からの旅行者は当然パスポートを携帯しているので問題ない。空港以外では軍事関連施設、原子力施設など連邦政府の施設に入る際に必要になる。
 実際の取得行程は初めてIDを申請するときと同じで、現住所を証明する書類2点、今まで使っていたIDかパスポートなど写真の入った自身を証明する書類を持参し、本人がDMVに出頭する。DMVのウェブサイトで予約を入れてあったことが功を奏して、2番目。すぐに担当者と面会でき、持参したDWPとメディケアの請求書、ソーシャルセキュリティーカード、日本のパスポート、グリーンカード、モーゲージ関連の書類を提示。担当者がよく目を通していたのは既存のID、ソーシャルセキュリティーカード、DWPとメディケアの請求書。
 事前にオンラインで必要事項を打ち込んでいなかったので、10分ほど入力に時間を取ったが申請行程はスムーズだった。DMVでの手続きは何かと時間がかかり、写真撮影を含め全行程が小1時間で終了したのはありがたかった。事前に揃える書類をウェブサイトで確認され、念のために余分のものを持参することをお勧めする。 日付が古いものや発行元が対象外のものは無効になり、再度出向かなくてはならないことにもなりかねない。くれぐれもご注意を。【清水一路】

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です