不動産データ会社のDQニュースは21日、南カリフォルニアの6郡の住宅販売価格の中央値が、2021年12月に69万7500ドルに達し、前年比16・3%増となったと発表した。ロサンゼルス・タイムズが報じた。

Ziiow社が販売するオレンジ郡の住宅

 中央値が記録を更新したのは21年中で10回目。また、昨年12月のロサンゼルス郡住宅価格中央値は、前年比で15%上昇し80万5千ドル、オレンジ郡は17・6%上昇し93万5千ドルで、共に過去最高の中央値となった。一方、南加の住宅販売件数は前年比10%減となった。不動産情報サイト大手のZillowが20日に公表した報告では、ロサンゼルス郡とオレンジ郡で昨年12月売りに出された住宅は、前年比で30%近く少なかったという。低金利やコロナ禍で居住空間拡大が求められたことなどで需要が高まり在庫が底を突いたとみられる。 
 不動産データ会社コアロジックは需要の衰えはないと分析。在庫が大幅に増加すれば、ロサンゼルス郡の住宅価格の伸び率は今年1桁台前半に鈍化すると予測している。ただし今後の住宅市場減速の懸念の一つに、連邦準備制度理事会がインフレ対策として金融緩和政策を縮小しているため住宅ローン金利が上昇していることが挙げられる。政府系住宅ローン会社フレディマックによると、今週の30年固定金利の平均は3・56%で、2週間前の3・22%から上昇した。

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