
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は1月7日、アリソン・ヨシモト=タワリー氏を州教育委員会委員に再任した。州の教育政策の方向性を担う同委員会における再任は、長年にわたる教育行政での実績と専門性が高く評価された結果といえる。
ロサンゼルス在住のヨシモト=タワリー氏は、カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)で社会科学の学士号を、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校で教育学修士号を、さらにカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で教育学の修士号と博士号を取得している。
1993年から2022年までロサンゼルス統一学区に勤務し、校長、最高学務責任者、指導部門責任者、教員などを歴任。教育現場と行政の双方で豊富な経験を積んできた。UCLAセンターXでは教員リーダーも務めた。22年から州教育委員会委員を務めており、現在は、UC/CSUカリフォルニア神経科学・多様性・学習連携機構のエグゼクティブディレクターおよび、カリフォルニア法律・神経科学・教育研究所のエグゼクティブディレクター(23年〜)を兼任している。
ニューサム知事の昨年の人事では、司法分野で日系人の登用が相次いだ。
マイク・マドコロ氏は昨年2月、ロサンゼルス郡上級裁判所判事に任命された。民間法律事務所で長年パートナーおよびマネジングパートナーを務めた実務経験を持つ。続いて5月には、マーク・ハナソノ判事がカリフォルニア州第2控訴裁判所第3部の陪席判事に指名され、公設弁護人としての経歴を含む豊富な司法経験が評価された。さらに6月には、スマコ・マッカラム氏がロサンゼルス郡上級裁判所判事に就任している。また9月にアイ・モリ氏がサンフランシスコ郡上級裁判所判事に就任した。
行政・金融分野でも日系人の起用が目立った。
昨年2月にはマユミ・キムラ氏が州退役軍人局女性退役軍人担当次官補に任命され、5月にはコニー・ナカノ氏が州高齢化局戦略イニシアチブ・公平性局アシスタントディレクターに就任。9月には、アンドリュー(アンディ)・ナカハタ氏が州インフラ・経済開発銀行のエグゼクティブディレクターに任命され、州上院の承認を受けている。
ヨシモト=タワリー氏の再任をはじめ、専門性と実績を備えた日系人が州政の中枢で活躍する姿は、カリフォルニア州における多様性と人材登用の現在地を示している。
