年を重ねるごとに時間の経過が早く感じられる。子どもの頃の1年が、まるで現在の1カ月かのようだ。聞いたところによれば、1歳の赤ちゃんにとって1年は人生の100%だが、10歳になれば、1年は人生の10%になる。なるほど、1年が早く感じられる理由としては十分にうなずける。
時間の加速を促進するのがスマホだろう。LINEやメッセンジャーで個人対個人、あるいはチャットグループでよく交信するが、グループだと自分が見ていない間に未読メッセージが100件以上になっていることがある。これを読み返すだけでも大変だが、読まねば会話がチグハグになり誤解を生む。
人との付き合いに信頼関係は絶対に必要だが、それ以上にコミュニケーションが大切だ。相手に自分の意思や意見を的確に伝える。そのためには、口語でも文語でも明確に意思表示しないといけないし、相手の意もきちんと汲み取らないといけない。
会話でよくあるのが、「どちらでもいい」。質問する側は相手に気を使って、また自分が迷っているから質問するのに、なんでもいいと言われるとますます困ってしまう。柔軟性を持つことは大切だが、どっちつかずは、いただけない。
生きる=選択だ。選択によって自分の進むべき道が見えてくる。何をするにも、そこには自分の意思を持ちたい。それは直感でいい。食べたいと思ったら、食べる。眠たい時は眠る。人間の体は自然の摂理の中でバランスをとりながら生きるようにできている。それを我慢すれば、ひずみを生み、脳や精神がまごまごしてしまう。
そして生活環境の中から不要なものを排除したい。シンプルライフ、ミニマリズムを、2025年、意識して目指したい。ないものを欲せず、あるものを120%使い切る。無駄な発言を控え、相手の話に耳を傾ける。社会は需要と供給で成り立っている。他の人が必要としているものが何かを知り与えられれば、もっと人に感謝されるのではないか。ありがとうで満ちあふれる毎日。それが周りの人や社会にとって、より良い環境を作り出していく。25年は笑顔を持って、人に接する余裕を持ちたい。(河野 洋)
