東京でシーズンの幕を開けた大リーグが中盤に差しかかろうとしている今、日本人選手が活躍し輝きを放っている。球場では試合前の打撃練習中、大型スクリーンに選手の個人成績が映し出されるが、上位に日本人選手が名を連ねている。それを見るたびに日本人として誇りに思う。
まず、防御率では先週末まで、1位千賀、2位は山本だった。オールスター戦には共に選ばれるだろうし、ナ・リーグはこのどちらかが先発すると思われる。まだ口にするのは早過ぎるが、2人には日本人初となるサイ・ヤング賞受賞にも期待が高まり、一騎打ちの争いもあるかも。打点は鈴木が、本塁打は量産体勢に入った大谷がそれぞれ首位を走っている。この4人がオールスター戦にそろって選出されると日本人最多になるという。見て見たい。ただ残念なのは、オールスター戦出場経験のあるダルビッシュと今永が、けがで戦列を離脱していること。佐々木の復帰も望まれる。
そして注目は、夢をかなえるため35歳で海を渡ったルーキー菅野。多彩な球種を操り打者を打ち取り、着実に勝ち星を積み重ね5勝を挙げている。だがチームはダントツの最下位のため、優勝を争うチームへのトレード話がささやかれ、ドジャース移籍となれば日本人は4人となり、地元の日系コミュニティーはさらに沸く。これにもまた期待する。
さて、日本人選手3人、さらに日本人とのハーフの監督が在籍するドジャースは、西地区首位を守っているものの、大枚をはたいて獲得した投手が負傷するなど、投手陣に不安は尽きない。負傷者リスト入りしている投手を数えてみたところ、佐々木を含めなんと18人。この窮地を救うのは、誰なのだろか。投打の「二刀流」復帰へ着々と準備を整えている大谷が救世主としてさっそうとマウンドに上がり勝つ。そう思えてしょうがない。
通常は復帰に向け、マイナーで数試合のリハビリ登板をこなすが、大谷は主砲のため試合を休むわけにはいかない。数々の常識を覆してきたた男は、本格的な実戦登板なしでもやってくれるだろう。大谷が投げて、打って勝つ。その1勝が優勝に物を言う気がする。 (永田 潤)
