

二世週祭のハイライト、グランドパレードが16日に催され、60を超える団体や個人が小東京を練り歩いた。日系コミュニティーを代表するリーダーをはじめ、日本文化の継承者、日米交流の関係者、日系人のスポーツ団体、仏教会などから参加者が胸を張って行進し、沿道で見守る鈴なりの観衆の大きな声援に応え、笑顔で手を振った。 (永田潤、写真も)

パレードは、二世週財団が選出したグランドマーシャルの日系3世マーク・タカノ連邦下院議員、パレードマーシャルの壁画家ロバート・バーガスさんをはじめ、実行委員長賞、コミュニティー・サービス賞、パイオニアスピリット賞の受賞者がオープンカーや2階建てバスで次々に登場。沿道から敬意を込めた大きな声援が送られた。
政界からは、カリフォルニア州のアル・ムラツチ下院議員、小東京を含む第14区選出のイザベル・フラドー・ロサンゼルス市議らが参加し、イベントに花を添えた。パレード初参加の室田幸靖総領事は、神谷直子首席領事とオープンカーに乗り込んだ。2人は日米の小旗を振って両国の友好ムードを盛り上げ、見物する親日家の心をとらえた。さらに、日系社会と交流を深める姉妹都市のロサンゼルス―愛知・名古屋の民間団体と、モンテベロ―兵庫・芦屋の交換学生も招待され、日米の都市間の固い絆を確認した。

今年のパレードの踊りの2曲、島津亜矢の「YOSAKOI祭り唄」とSixTONESの「一秒」を選曲し、昨年に次いで振り付けをした坂東流日本舞踊ロサンゼルス支部代表の坂東秀十美師の社中が踊りのグループの先陣を切った。「YOSAKOI祭り唄」では鳴子を、「一秒」は扇子を手に踊り、パレードは華やかさを増した。日舞の各社中に加えて、盆踊りの熱狂的ファンらによる一般参加者も元気に踊り、祭りムードをいっそう盛り上げた。
パレード前夜に開かれたコロネーションで戴冠した新女王のケイラ・チューさんと6人のプリンセスが、美しく装飾されたフロートに乗って姿を見せると、ひと際大きな声援が飛んだ。新女王らがあでやかな振り袖姿で手を振り、愛きょうを振りまくと、沿道から黄色い声援が上がった。

フィナーレを飾ったのは、ねぶただ。南加ねぶた囃子保存会は、ねぶたの米本土デビュー20周年を記念し、所有する2台を特別運行させた。また、節目の祝いに駆け付けた青森菱友会の17人の加勢で、例年以上の盛り上がりを見せた。太鼓と笛、鉦(かね)のはやしの軽快な演奏に合わせ、カラフルな浴衣姿のハネトが「ラッセラー! ラッセラー!」と叫びながら飛び跳ね、ねぶたを盛り立てた。2台のねぶたは交差点で何度も回転したり、沿道の見物人に頭を下げる「お辞儀」のパフォーマンスを披露したりして大いに沸かせ、グランドパレードは最高潮に達して幕を閉じた。

「満足の充実した第1週」
ヘレン・オオタ実行委員長
祭りは第1週が終わったところだが、全てが素晴らしく充実していた。現在、非常に人気がある日本の伝統文化とJポップ、そしてわれわれ日系人社会のユニークな文化を、多様性のある南加の人々に紹介することができて、とても満足している。
16日夜のコロネーションと表彰式は、日系社会における次世代を担う女王とプリンセスが決まり、また日系社会に多大な貢献を果たしてきた方々を表彰し、両者が共に同じ舞台に上がり、たたえる特別な夜だった。新女王とプリンセスには、二世週祭と日系社会を代表する親善大使としての活躍を期待している。

パレードでは、ねぶたの二世週祭デビュー20周年を記念し、美しいフロートを2台も出してもらった。その他の個人・団体の参加者も大勢の見物人を魅了してくれ、大変感謝している。
第2週もプラザフェスティバル、太鼓ギャザリング、日本文化の展示と実演、街頭音頭、閉会式など盛りだくさんの内容なので、できるだけ多くの人々に参加を促したい。





