JBAの木下会長(右)と進藤首席領事
 南カリフォルニアの日系企業約500社で構成され、日米の相互理解を深めるとともに、ビジネスと人との交流促進を目的に活動するJBA(南カリフォルニア日系企業協会、木下浩一会長)が20日、小東京のキョウトグランドホテルで新年賀詞交歓会を開催した。進藤雄介・在ロサンゼルス日本国総領事館首席領事をはじめ、来賓、会員およそ400人が集い、新年の幕開けを盛大に祝った。
会場では被災地への募金活動も行われ、義援金を寄付するJBA会員の服部文紀さん(右)
 あいさつに立った木下会長は、今年は「大きな変化がある年」になると説き、まず第一に世界中で政権交代の選挙が行われるということ、そして米国人が新年の目標に「貯金」をあげたことに触れ、「米国人が新年の目標に貯金をあげるのは今までにない発想。米国人の考え方にも変化が表れてきている」とし、政権交代や人々の心境の変化から、「今年は大きな転換期になると感じている」と述べた。
 会員に対しては「JBAメンバーはみな仲間であり、情報のネットワークを使って団結し協力し合い、今年もいい年になるよう過ごして下さい」と呼び掛けた。
 JBAの目標は、米国における日系企業の事業環境を整備し、日系企業で働く人々の生活環境の向上を目指すこと。木下会長は「今年も会員家族を含め、みなさんが楽しい生活を送れるよう努めていきたい」と述べ、新年の抱負とした。
 進藤首席領事は「震災が起きたことでアメリカから多大なる支援を頂き、その時感じた『絆』を今年はさらに強化していきたい」とした上で、「JBAメンバーは元気で活気がある。今年も会員の方々の活躍に期待し、『日本の再生はロサンゼルスから始まる』と言われるくらい、JBAの方々と共にこちらから日本を元気づけていきたい」と力を込めた。
 また日本政府としてもインフラプロジェクトへの支援に力を入れており、今後も協力していきたいと述べた。
 来賓からの祝辞のあとは鏡開きが行われ、新年のめでたい雰囲気の中、会員らは名刺や情報の交換を行いながら交流を深め、互いのさらなる飛躍を願った。
 JBAの活動に関する詳細は事務局まで、電話310・515・9522。
 www.jba.org/ 【吉田純子、写真も】

 

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