新年を祝し、堀尾誠治顧問の音頭に合わせ乾杯する会員ら

2期目を迎え、あいさつに立つ沢岻会長

 昭和生まれが中心となり、日系社会でさまざまな奉仕活動を続ける非営利団体「南カリフォルニア昭和会」は29日、2012年度総会と新年親睦会をモンテベロのクワイエットキャノンで催し、沢岻安和会長および役員全員の留任が決定、2期目が始動した。
 会場に集まったコミュニティーのリーダーや会員約70人を前に沢岻会長は、「新会員の増強を図り、(今年の干支である辰年の)昇り竜にあやかり、昭和会が発展するよう皆さまとともに努力したい」とあいさつした。
 また、「会員一同の心が通いあい、一致しなければ奉仕活動も難しい」と述べ、「年齢を重ねるにつれ、友人の数も減っていき孤独な日々を過ごしている高齢者も多い。一日中家の中に閉じこもっていると肉体的にも精神的にも良くないので、昭和会などで人との出会いを増やし、会員同士助け合いながら社会奉仕ができたらいい」と、参加を呼びかけた。沢岻会長は、沖縄県の言葉で「お互い助け合う」を意味する「ゆいまーる」を紹介し、「ともに助け合い、一緒に奉仕活動をしましょう」と語りかけた。
 昭和会の主な活動内容は、敬老引退者ホームへの慰問や南加日系商工会議所が中心となって行う「歳末助け合い運動」、またこれに加え5月に百働会と合同でラスベガス1泊旅行などがある。
最後は参加者全員で「ふるさと」を合唱した

 歳末助け合いでは、会員が3週間の週末にわたり、ガーデナのマルカイストア前で募金を呼びかけた。これを受け、竹花晴夫会頭の代理で出席した日商の岡本雅夫書記は、「昭和会の方々には毎年、朝早くから店頭で募金呼びかけを行ってくださり、感謝しています」と礼を述べ、「われわれ日商も小東京のジャパニーズ・ビレッジプラザで行いましたが、集まった寄付金は昭和会さんが集めた額の足元にも及ばない」と、同会の献身的な活動にあらためて感謝した。
 この日、柴田錬蔵、法子夫妻、藤谷征一、シゲコ夫妻、朝倉巨瑞、カレン夫妻、岡本雅夫、香江子夫妻が新会員として入会した。
 昭和会に関する詳細および入会申し込みなどは沢岻会長まで、電話714・530・8180。
【中村良子、写真も】

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