開会あいさつの後、昨年8月に亡くなった柴洋子前会長ら元会員の物故者と、東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げた。
米国書道研究会会長として知られる生田新会長。新年度のあいさつに立ち、2度目の会長就任に対し、重責を背負い不安だというが「内心熱いものを感じている。会長職が無事に遂行できるように誠心誠意、務めたい」と意欲を示した。
1904年発足の同会について「先輩たちが数々の業績を残してくれた」と敬意を払いながら諸活動―社会福祉、日系子女の教育、日本伝統文化の継承、文化交流による国際友好親善を紹介。「これら高邁な精神が創立以来、受け継がれていて、次の世代に受け継ぐことがわれわれの役目だと思う」と力説した。「会員相互の絆を大切にし親交を深め、日米両国の懸け橋となってほしい。新体制の下、さらに一歩前進の年にしよう」と呼び掛けた。
出席者全員に紅白まんじゅうが振る舞われ、正派若柳流華の会の若柳久三主宰が長唄の「蓬莱」を披露し、新役員の門出に花を添えた。
2012年度の役員は次の通り。(敬称略)
▽会長=生田博子▽副会長=土斐崎和子、橋本フランセス、山城キティー、山口淑子、ラモス逸子▽書記=リー敦子(記録)、松永満智子(日本語)、吉山清子(英語)▽会計=川部昭代、川口利江▽会計監査=田中まりえ、新橋和子、正原久子、土斐崎キヨ
【永田潤、写真も】