昨年の東日本大震災後、同協会は義援金2012ドルを、在ロサンゼルス日本国総領事館を通して被災地に送った。病気のため欠席の松元富雄前会長にかわり、今年就任した鈴木会長がその旨を報告。会員の理解と温かな支援に感謝した。
松元前会長は「病気のため任務を全うできなかったが、会員のみなさんの協力に感謝したい」と伝言し、日系社会でこれまでにも数多くの役職を務めてきた鈴木会長にバトンタッチできたことを喜んだ。
あいさつに立った鈴木会長は、今後も加盟7会が協力し合い、「民謡協会に入って良かったと思ってもらえるような会にしていきたい」と抱負を述べた。
また、「各会が民謡協会の一員であることの自覚をもち、横のつながりを深めることがそれぞれの会の発展、さらには南加地区における民謡の普及にもつながっていく」と説き、連携を強めていくことの重要性を訴えた。
南加日系商工会議所の竹花晴夫会頭と南加県人会協議会の柴田練蔵副会長が祝辞のあいさつに立ち、「同協会は日本文化の継承に貢献している。そのおかげでわれわれは米国にいながら日本の故郷を感じることができる」と語り、今後のさらなる発展を願った。
親睦会ではさらに、これまでの同協会への尽力をたたえ、松元前会長と三浦悟郎・前通信書記に感謝状が贈呈された。
今年の主な活動内容は9月16日に行われる毎年恒例の「秋の民謡・民舞ショー」のほか、日系コミュニティーで活躍した女性に贈られる「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に竹嶺会の会主、木津嶺志津師が選ばれ、会員らは拍手で祝福した。
昼餐後の余興では、各会が自慢の民謡、民舞を披露し、会員らはエンターテインメントを楽しみ親睦を深めた。【吉田純子、写真も】