ベンチュラフリーウエー(#101)西方向車線で11日午後10時ごろ、暴走車とロサンゼルス市警察(LAPD)のパトロールカーとの間でカーチェイスがあり、暴走車は間もなくして停止。運転していた男が車から降り、逃げようとしたところ警察官によって射殺された。
 暴走車を運転していたのは、サンファナンドバレー在住のアブドゥール・アーリアン(19)容疑者。ノースリッジ・ファッションセンター付近で無謀運転により停車を命じられたが従わず逃走したため、警官が追跡を開始した。
 カーチェイスがカノガ・アベニュー付近に差し掛かったところで警察車両が容疑者の車に追突し、停車させた。容疑者は車から降り、逃走したため、現場にいた8人の警察官は計90発以上を発砲。その場で容疑者の死亡が確認された。
 容疑者はカーチェイスの最中に911(警察への緊急電話)に電話しており、通信指令係との会話によると、「自分は銃を持っている。もし警官が発砲したら撃ち返す」と脅迫していたことも分かっている。
 また当初、車から降りてきた時、手に銃らしきものを所持しているように見えたとの報道もあったが、警察当局は、実際には所持していなかったと発表している。
 家族によると、容疑者は銃を持っておらず、警察官を恐れていたと話しているという。また以前、警官の仕事内容を体験しながら学ぶ「警察探究プログラム」に所属していたこともあり、「彼は警官になりたがっていたが、同時に警官を恐れていた」と証言している。  

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