23歳の若さで亡くなった船井翔さん
 今年3月11日夜にサンディエゴでひき逃げ事故に遭い、23歳の若さで死亡した船井翔さんの遺族が厳格な捜査と正当な量刑を求める嘆願書の署名活動を行い、協力を呼び掛けている。トーレンスで生まれ育った船井さんは、学業優秀、スポーツ万能で、大学院で学びながら航空会社に就職し、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたばかりだった。
翔さんは、スポーツ万能だった
 18歳の女性容疑者は事故の同夜、飲酒した上に大麻を吸引して、泥酔状態で運転したことを自白している。事故の翌日に出頭したため、体内からアルコール分は検出されず、重罪犯として扱われなかった。証拠隠滅を図った悪質な事件にもかかわらず、単なるひき逃げ事件で済まされ、判事は保護観察処分(Probation)という最も軽度な判決に傾いている。
 ずさんな捜査と、軽い判決が出る可能性に対し、船井さんの兄大輔さんが中心となり、判決が言い渡される今月26日に正義を求めるためにデモを予定している。
その前に遺族は判事に対し、再捜査と正しい量刑を求める嘆願書を提出する。
 船井さんの父祐次さんによると、検察官から判事が容疑者の年齢や将来を考慮した寛大な判決を下そうとしていると知らされたという。この説明に遺族は納得いかず、1年間(法律上の最高は4年)でも、実刑を与えたい意向を示している。祐次さんは「遺族の将来、ましてや息子翔の将来の配慮のない判決など平等といえるものではない。遺族はこの痛みを一生背負って生きねばならないのにどうして犯人は保護観察処分で社会復帰することを許されるのだろうか」と述べ、嘆願書の署名に協力を求めている。
 嘆願書は現在、約1万2500通集まっている。署名は、下記のアドレスのウエブサイトから行うことができる。   
 www.change.org/petitions/justice-for-sho-funai-killed-by-drunk-driving-hit-and-run?utm_campaign=petition_created_email&utm_medium=email&utm_source=guides
 船井さんの事故の再捜査の嘆願書を判事に直接、送ることができる。住所は下記の通りで、期限は今月17日。
Reference: People vs. Nikolette Kristina Gallo (Case number CD239761)
The Honorable Dwayne Moring 
San Diego Superior Court, Central Division 
220 West Broadway Dept.30 
San Diego, CA 92101

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