和気あいあいとプレーした参加者
 米国日系レストラン協会(JRA、波多野勲会長)は同協会の運営資金捻出のためのゴルフ大会を9日、ウィティアのカリフォルニア・カントリークラブで開いた。今年で13回目を迎えた大会は総勢144人が参加し、キャロウェイ方式で優勝を争った結果、西本貿易の高出学さんが優勝した。
石井みどりさんのドラーバーショット
 大会は、各種セミナーや試食会など日本食の普及を図るJRAの年中行事を行う上で重要である。趣旨に賛同する食品会社や日本食レストランなど約80社が協賛した。
 コースの途中には、すし職人が作る手巻きずし、ビール、冷たい緑茶、たこ焼き、そうめんなどが振る舞われ、JRAならでの大会となった。参加者は和気あいあいと親睦を深めながらも、各ホールには賞品や賞金がかけられたため、賞を狙い「ナイスショット」「ナイスパット」などの声が多く聞かれ盛り上がった。優勝した高出さんは勝因について「長いパットやチップインが決まった。隠しホールにも助けられ、ラッキーだった」と話した。
 農水省出向で着任間もない天野宏之領事が、大会後の表彰式に参加。JRAの各種の活動を評価し「日本食を全米に浸透させるために尽力して下さい」とエールを送った。
 日系社会では、不景気のあおりで参加者が減少しゴルフ大会を止めた非営利団体も少なくない。だがJRAは毎年盛況。波多野会長はその点について「われわれの日本食の普及という目的を分かってくれる企業やボランティアに助けられている」と説明。「今日は参加者が談笑しながらプレーし、喜んでもらえたと思う。大勢の参加と協力に感謝したい」と述べた。
 JRAの詳細は杉本さんまで、電話213・687・4055。
 jra@jrasc.com【永田潤、写真も】
大会の表彰式。右から波多野会長、優勝した高出さん、のマーシー・アサオJRA女王

大会には総勢144人が参加した

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