ジェット・セッターズの表彰式。二世週女王とコートと記念写真に納まる新王子のライアン・シマダくん(中央右)と新王女のイサベル・イディアンちゃん(同左)
 第72回二世週祭(マーク・ナカガワ実行委員長)の公式行事のトップバッター「ベビーショー」が7月28日、小東京のセンテナリー合同メソジスト教会で開いた。72人の小さなアイドルたちが年齢別に3部門に分かれ、優勝を目指し愛敬を振りまいた。
手をたたいて、会場を沸かせたタイニー・トッツの男の子
 コンテストは1歳から6歳1カ月までの幼児を対象とし、新プリンスと新プリンセスに加え、ポートレート写真で審査する男女の各フォトジェニック賞が決定した。子どもたちはステージに上がり審査を受け、手を振るなど大きな声援に応え、愛敬を振りまいた。インタビューでは、ユニークな答えをするなど会場は終始笑いに包まれた。
 オレンジ郡ブレアに住むライアンくん(5歳)、レックスくん(1歳9カ月)のシマダ兄弟は、家族の大きな声援を味方に付け、各部門で王子に輝いた。2人の祖父は、南加県人会協議会顧問の芥川義則さん。「まさか2人とも勝つとは思わなかった。パレードが楽しみ」と、かわいい孫2人の晴れの舞台を心待ちにする。
 審査は印象、性格、笑顔、総合の4つに分け、総合評価する。6人の審査員の1人のアーネスト・ヒロシゲさんは、LA郡上級裁判所の判事。「訴訟は悪いこともあり、必ず裁かなければならず、勝ち負けをはっきりさせなければならないが、今日は楽しんで可愛い子どもたちを見ることができた」と笑顔で応えた。伝統の二世週祭については「われわれ日系人にとって大事な遺産であり、守らなければならない。今日参加した子どもたちが、大きく成長し二世ウィークを受け継いでくれることに期待したい」と述べた。
立ち上がって家族の声援に応える男の子
 各部門の入賞者12人は、グランドパレード(12日午後5時スタート)に参加し、チューチュートレインと呼ばれる小型の機関車に乗り込み沿道の声援にお得意の愛嬌で応える。【永田 潤】
各部門の受賞者(敬称略)
▽タイニー・トッツ(1歳―23カ月)
プリンス=レックス・シマダ
プリンセス=エミ・ユモリ
フォトジェニック・男の子=ブレナン・カトウ
フォトジェニック・女の子=サクラ・フシミ
▽ロンパー・ストンパー(2歳―3歳11カ月)
プリンス=ディラン・リー
プリンセス=オードリー・ノブユキ
フォトジェニック・男の子=ジェイデン・カトウ
フォトジェニック・女の子=ミア・マスカワ
▽ジェット・セッターズ(4歳―6歳1カ月)
プリンス=ライアン・シマダ
プリンセス=イサベル・イディアン
フォトジェニック・男の子=マイルズ・リョウセイ・マゼット
フォトジェニック・女の子=チョール・ミヨコ・ドノバン
言うことをなかなか聞かず、お母さんを困らせる女の子たち

座って行儀よく審査を受ける女の子

小さなアイドルたちは、家族に手を振って愛嬌を振りまいた

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *