西岡は時差を慣らすために4日に現地入りし、最終調整に努めてきた。相手が決まっていなかった今年の1月から「一番燃えられる試合」とモチベーションを高め、ドネアを倒すことだけを考えトレーニグを積んできた。「150パーセントの仕上がりで、過去最高の僕自身を作ることができた」と万全の状態を強調した。
相手をドネアだけに絞った理由を「軽量級の最強だから。世界最強のドネアと対戦するために今日まで待ってきた」。ドネアの対策については、左フックを警戒しながら「相手がどう出てきてもいいように柔軟な対策を立ててきた。ともに一発で倒すパンチがあるので、エキサイティングな試合を見てほしい」と述べた。
歴史的な試合を目前に「軽量級の過去最高のビッグマッチなので、(試合後は)これまでにない最高の感動と最高の達成感があると思う。KOは狙っていないが、もちろん勝つ。4本のチャンピオンベルトを持って帰る」と必勝を誓った。【永田潤、写真も】