加州財務局がこのほど発表した統計によると、2014年までにカリフォルニア州のラテン系人口が白人を上回り、大多数派になることが分かった。
 統計によると、ラテン系の人口は2013年半ばごろに約39%で白人人口に並び、同年末までにはラテン系人口が白人を上回ると見込んでいる。また、白人のベビーブーム世代がリタイアを迎えるにともない、その後、加州の労働力と経済は主にラテン系とアジア系が担うことになるとみている。
 一方、2010年の国勢調査で3730万人だった加州の人口は、2020年に4000万人を超え、50年には5000万人に達し、60年には5270万人に達すると推定。その頃にはラテン系の人口が約半数の50%近くまで上昇し、白人は現在の40%弱から30%前後に縮小すると見込んでいる。またアジア系は現在の13%から大きな変動はなく、アフリカ系は現在の6%から4%程度へと縮小するとした。
 現在、ラテン系が最多数を占める州は全米でニューメキシコ州のみで、白人以外が多数を占めている州は同州とハワイ州のみ。

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