毎年ピクニックでは奨学金の授与式が行われ、今年はケン・シュリヴァスタヴァさん=トーレンス高校卒・UCLA(ナノテクノロジー専攻)、ケイトリン・イェーキーさん=サウザン・オークス高校・ユタ大学(ビジネス専攻)、ナナ・アカホシさん=サンゲーブル高校卒・UCリバーサイド校(舞台専攻)、ジャスティン・シマネさん=トーレンス北高校卒・CSUロングビーチ校(運動学専攻)、ケンジ・テシマさん=アリソ・ニゲール高校卒、パトリック・ヤマナカさん=ナーボーン高校卒の6人が奨学金を手にした。
受領者を代表してシュリヴァスタヴァさんは、会員からの温かい支援に感謝するとともに、「大学進学後も琉球文化を学び続けたい」と抱負を語った。
國吉会長は「これからも勉強を頑張るとともに、若い世代の代表として、県人会の活動にも積極的に参加し貢献してください」と述べた。
同県人会は芸能部を持ち、琉球文化を当地で広め継承する活動を行っている。民謡や舞踊のほか、空手などのクラスもあり、沖縄に由縁のある人だけでなく、米国人生徒の数も多いという。
この日も琉球民謡や舞踊、フラダンス、太鼓演奏などが披露されたほか、ボランティアスタッフの協力のもと、カラオケやゲーム大会、盆踊りも行われ、ピクニックは大いに盛り上がった。
「沖縄の人は郷土愛が強く、伝統芸能だけでなく、人々の生き方、価値観も若い世代を魅了し受け継がれている。今後さらに多くの人が参加するような会を目指していきたい」と國吉会長は力を込めた。【吉田純子、写真も】