作品の発想は、日常の中からイメージを発展させるスタイルをとるため、滞米中は今後の作品作りのためにスーパーなどに通った。また、地元の美術系が有名なUCLAやUSC、パサデナ・アートセンター・オブ・カレッジデザイン、PCCなども視察した。今回が初の海外展示で、鑑賞者から「ドローイングに情熱が凝縮されている。柱状の作品が不思議でいい」など評価を得た。今後については「アメリカを皮切りに欧州やアジアなどで作品を発表し、機会があればまたアメリカでも展示したい」と意欲を示している。
五明さんは「制作する上で、作品が何かを示しているようで、特定のものを示さないようにしている」と語る。その不特定さについて「作品を見る人、それぞれの記憶の中の形や情景と響き合ってほしいため」と説明し、「個展では邂逅(かいこう)感のある作品が味わってほしい」と願っている。
ギャラリーの開館は、水曜から日曜までの正午から午後5時まで。詳細は、電話213・617・3274。
www.laartcore.org.