フォンタナでの忙しいテストの合間に記者会見に臨んだ佐藤。ロングビーチで勝っているだけに、地元記者の質問が佐藤に集中した。
夜開催の決勝レースは、昼間のテストと比べて気温が大きく違い「車のセットアップに影響が出る」と佐藤は語る。路面は、温度などコンディションの変化よるタイヤの選択と空気圧、前後のウイング調整によるダウンホースの付け方、その他はサスペンションの選択などが、その都度変わるため難しいとするが「車は順調に仕上がっている。ピットストップ(タイヤチェンジや燃料給油など)のタイミングが重要なのでうまくこなしたい」と述べ、500マイル(1周約2マイルを250周)の長丁場の本番を睨む。
ロングビーチの市街地コースと比べ、ファンタナはオーバルコース。その魅力について佐藤は「サイド・バイ・サイドの接戦が見られる。オーバルで勝ったことがないので、ぜひここで2勝目を挙げたい」と意気込む。ファンを大切にする佐藤はまた「西海岸と南カリフォルニアには日本人のファンが多くいるので、味方につけたい」と希望。レース会場では今年も佐藤の大好物のポークチョップサンドイッチが佐藤の名を冠し「タクマ・ポークチョップサンドイッチ」として販売される。そのソースはワサビを効かせた特製だという。
レースチケットとパドックパスがついた35ドルの特別チケットが販売され、佐藤のQ&Aに参加できる。さらに、格上のVIPチケット(400ドル)が用意され、ビールとワインが付き、佐藤のレース車両を運ぶトラック内の見学やビクトリーレーンのパスなどがつく。
詳細は電話800・944・7223。
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Fontana, CA 92335
【永田潤、写真も】